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何故か、気になるコレ [稲葉浩志]

それは最新号のファンクラブ会報に掲載されていました

IMG_0910.jpg

稲葉さんが自らポラロイドで撮った
「2009年に愛用したもの、心に残ったもの」
の中の1枚の写真です

「誰かに頂いた本なのかな?」
「たまたまレコーディングスタジオにあったとか?」
「博多への移動前に空港の書店とかで自分で買ったのかな?」

どーでもいいことと言えばそれまでなのですが(笑)
私の妄想は膨らみ
忘れる事無く脳裏から何故か離れないので

とうとう

IMG_0905.jpg

買っちゃいました(笑)

コーマック・マッカーシー 著書
黒原敏行 訳
『すべての美しい馬』

最初、会報でパッと観た時はてっきり写真集なのか?
と思い込んでいたお恥ずかしい私でしたが

「ずっと読んでいました」という
ご本人のメッセージより文庫本とわかり
更に興味が〜

ここはあえてどんな内容なのか検索せずに
本屋さんへ直行
先日見つけて早速購入しました

ページ数492で活字がぎっしり
こんな感じです

IMG_0906.jpg

最初は独特の文体なので少々読みにくく
けれど、どんどん物語に引き込まれていきます
それは、風景描写がとても素晴らしく
スーッと絵が浮かんでくるからです

で、読み終えて感じたこと

場違いな環境を与えられた主人公が
親友と共に愛馬に乗ってメキシコに渡り
途中で知り合った、もう1人の少年も加わり
予想を遥かに超える苦難に巻き込まれ
孤独感や疎外感も痛烈に味わいながらも
やがて理想の場所へ

この「苦難を乗り越える」というドラマが
この小説の醍醐味なのですが
場違いだった自分という存在が
苦難という経験によって
理想の場所を作り上げていく
その幸福感の描写がとても読んでいて幸せになれるんです

なんだか
現代に居場所を失った者たちにとってはこれは夢の旅
そんな気持ちが終始湧きました

稲葉さんが博多で一気に
ずっと読んでいた気持ちが少しだけ分かったような
読み終えた今も、余韻が後を引きます

時代も国も文化も歴史も違う世界の中
場違いであろうと「我が道をいく」という
王道的な生き方を
馬の調教師となった主人公が
すへての美しい馬たちから教わった

自分の力、夢を信じろ!
そしてその為の努力を惜しむな!

生きていく上で
見失ってはいけないことは同じだということ
B'zが楽曲を通して発信するメッセージにも
共通点があると思いませんか?

koshi_horse1.jpg

稲葉浩志と美しい馬

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コメント 5

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くり

私も写真集だと思っていました!!
違ったんですね・・・。

by くり (2010-02-09 10:23) 

Victoria

この本、私も気になってました(*´ω`*)
映画化されていて、マット・デイモンが出てるんですけど、全くヒットしませんでした(;`ω´;)
by Victoria (2010-02-27 22:53) 

sayo

>くりさん

いつもnice&コメントありがとうございます!
やっぱり写真集だと思っていましたか?
良かった〜仲間がいて(笑)
結構読み応えある文庫本でしたよ
目が疲れました(笑)
by sayo (2010-02-28 10:23) 

sayo

>Victoriaさん

お〜Victoriaさん、続けてnice&コメントありがとうございます!

なーんか、気になりますよね〜
稲葉さんが読む本って
いつも一風変わっているので
知的向上心をくすぐられます(笑)

映画のことは私も読むまで全く知らなかったんですけど
全くヒットしなかったんですね!
それは知りませんでした。。
by sayo (2010-02-28 10:33) 

?

ストーカー?
by (2014-02-05 06:06) 

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